項目 | No | 質問 | 回答 |
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提供, 書類 | A-01 | 「生物遺伝資源提供同意書」の記入について、冒頭の利用者名欄は、どのように記入すれば良いのでしょうか? | 冒頭の利用者名欄には、大学の場合、「○○大学□□学部・研究責任者名」、または「○○大学大学院□□研究科・研究責任者名」、企業であれば「企業名・研究責任者名」をご記入下さい。 (記入例 [pdf]) |
提供, 書類 | A-02 | 「生物遺伝資源提供同意書」の課題名欄はどのように書けばいいですか? | 研究課題名とともに、提供を依頼する遺伝子材料が研究の中でどのように使われるのかが分かるよう、できるだけ具体的に記述してください。この記述が不十分な場合、公印等捺印後の書類をご郵送いただいた後であっても、書類の再提出をお願いすることがございます。公印等捺印前に記載内容を事前に確認いたしますので、ご記入済みの必要書類のファイルをメール添付にてご送付ください。 (記入例 [pdf]) |
提供, 書類 | A-03 | 生物遺伝資源提供同意書末尾の日付欄は、どのように記入すればよいですか。 | こちらの日付欄は空欄のままでご提出ください。理研BRC側で公印捺印日(締結日)を記入し、返送します。機関公印の押印ご担当部署に、こちらの日付欄を空欄のままとすることをお伝えいただきますようお願いします。 (記入例 [pdf]) |
提供, 書類 | A-04 | 「生物遺伝資源提供同意書」の袋とじ及び割印は必要ですか。 | 製本(袋とじ・紙とじ)の必要はございません。なお、ご郵送いただいた同意書原本が製本されており契印がある場合には、弊センターでも押印いたします。 |
提供, 書類 | A-05 | 大学(院)生ですが、遺伝子材料の提供依頼者(担当者)になれますか。 | 学生の方は「遺伝子材料提供依頼書」、「生物遺伝資源提供同意書」の「担当者」および「研究責任者」にはなれません。ご所属研究室の担当教員からご依頼ください。 |
提供, 書類 | A-06 | 仲介業者(販売代理店)ですが、遺伝子材料提供依頼書の担当者になれますか。 | 仲介業者(販売代理店)を手数料の請求先に指定できますが、担当者にはなれません。担当者は「生物遺伝資源提供同意書」を締結する機関の担当者(または研究責任者)をご記入ください。 |
提供, 数量 | A-07 | 受け取るプラスミドの量およびゲノムDNAの量を教えてください。 | 下記をお届けいたします。 プラスミド 1ug/本(25ng/ul, 40ul) マウスゲノムDNA 約10ug /本 (濃度はデータシートに掲載しています) JCMゲノムDNA 菌種によりますのでお問い合わせください。(遺伝子材料の発送と受領書の返送) |
提供, 検索 | A-08 | "ゲノムDNAのリスト" (リンク先)にない理研BRC微生物材料開発室が保有する微生物株のゲノムDNAの提供は可能でしょうか。 | ご希望のゲノムDNAがリストにない場合は、dnabank.brc[at]riken.jpに、JCM番号をお知らせください。提供までに時間を要しますが、対応できるように微生物材料開発室と調整し、希望者に連絡します。 |
提供, 検索 | A-09 | こんな遺伝子材料ありませんか? | カタログに見当たらない遺伝子材料がございましたら、dnabank.brc[at]riken.jp までお問い合わせください。提供準備中であるものを含め、同等あるいは類似の遺伝子材料をご紹介できるかもしれません。 必要な遺伝子材料に関するご要望を是非お送りください。当室から開発者に連絡をとり、寄託依頼を行います。 皆様の積極的なご要望により品揃えも豊富になります。 |
その他 | A-10 | カタログに掲載されている配列が、自分が知っているものと少し違うのですがどうしてですか? | カタログに掲載している配列は、寄託された遺伝子材料の品質検査の際に得たものです。 一方で、皆様に利用されている配列は、多くの研究者がそれぞれ解析したものです。 技術の進歩に合わせて、使いやすいように改変したり、エラーが修正されるなど日々更新されているため、様々なバージョンが存在します。 研究者間でやり取りされる間に情報が不正確になる場合もあります。 研究ツールとして利用されている配列情報を調査、整理し、代表的な配列情報を発信することを目指しています。 |
提供, 支払 | A-11 | 提供依頼を検討しています。事前に見積書を発行してもらえますか。 | 仮見積書を発行いたします。遺伝子材料提供依頼書(書式A)に必要事項を記載の上、メールでご依頼ください。 |
提供, 支払 | A-12 | なぜ提供手数料が必要なのですか? | 提供手数料 は、BRCが依頼を受けてから利用者に遺伝子材料を届けるまでの費用に加えて、提供によって減少したリソースを補充するために必要な実費を利用者負担としていただくもので、当センターが利益を得るものではありません。利用者負担即ち、提供手数料は皆様に継続してリソースを提供するために大切な仕組みです。 |
提供, 支払 | A-13 | 支払方法を教えてください。 | 詳細は、支払方法をご覧ください。 |
提供, 支払 | A-14 | ディスカウントはありますか? | 同一提供手数料 の材料について一度のお申し込みが20~49本の場合は20%、50本以上の場合は25%の割引が適用されます。 |
提供, 支払 | A-15 | 提供依頼者と請求先が異なるのですが、構いませんか? | 依頼者と請求先が異なる場合は、提供依頼書に記入欄がございますので、それぞれご記入ください。 |
提供, 支払 | A-16 | 所定の見積り・納品・請求書が必要なのですが、対応してもらえますか? | 特別な様式の請求・納品・領収書を必要とされる場合は、お申し込みの際にその様式の書類をメール添付にてお申し込み下さい。 |
提供, 配送 | A-17 | 仲介業者(販売代理店)ですが、遺伝子材料を依頼者のかわりに受け取りたいので、送付先を仲介業者(販売代理店)に指定することはできますか。 | 送付先に仲介業者(販売代理店)を指定することはできません。提供依頼のあった遺伝子材料は、同意書を締結した機関で実際に研究に携わる担当者(または研究責任者)宛に直接発送します。 |
提供, 書類 | A-18 | 同じ遺伝子材料を提供していただきたいのですが、再度「生物遺伝資源提供同意書」を作成する必要があるのでしょうか? | 研究機関、研究責任者、研究課題の変更がない場合は、「生物遺伝資源提供同意書」の再作成は必要ありません。 なお、「遺伝子材料提供依頼書」は再作成をお願いします。 また、追加で必要な書式については再作成が必要な場合がございます。 |
提供, 第三者 | A-19 | 理研BRCから遺伝子材料を入手した知り合いの研究者から、その遺伝子材料を分けてもらってもいいですか? | 遺伝子材料の提供時に取り交わす「生物遺伝資源提供同意書」では、ご提供した遺伝子材料の第三者への分与を禁止しています。 当センターからご提供した遺伝子材料を研究者間でやり取りすることは、たとえ同一機関内であってもお控えいただき、お手数でも提供手続きに則り、当室で一定の基準に沿って品質検査を行った遺伝子材料を入手していただくようお願いいたします。 遺伝子材料の同一性を確保するとともに、権利関係や由来が不明になることを防ぐためにもよろしくお願いいたします。 |
提供, 支払 | A-20 | 寄託者クレジットの使い方を教えてください。 | 提供依頼書の備考欄に「寄託者クレジット(ご寄託クローンのカタログ番号)使用」とご記入ください。 なお、送料とライセンス料はご負担いただきますようお願いします。 |
寄託 | B-01 | 論文を投稿準備中です。論文に遺伝子材料の寄託先として「理研BRC」を記述したいのですが、遺伝子材料の番号(カタログ番号)を先に発行してもらうことは可能でしょうか? | 寄託のご予定の遺伝子材料の概要をお知らせください(E-mail: dna_qa.brc[at]riken.jp)。寄託の手続きを行っていただいた後、遺伝子材料をお預かりします。遺伝子材料の検査合格後、速やかにカタログ番号を発行いたします。 |
寄託 | B-02 | なぜ寄託する必要があるのですか? | 研究に使用し、論文発表された遺伝子材料は、希望する研究者に分与す ることが求められています。 遺伝子材料を世界中の研究者と共有することで研究結果が再現され、研究全体の精度の向上に繋がります。当センターは国際的なバイオリソースの寄託/提供機関として、科学の発展に寄与しております。 |
寄託 | B-03 | 寄託するメリットはありますか? | 1. 貴重な遺伝子材料の紛失や散在のリスクから守ります。2. 遺伝子材料のリクエストへの対応、増殖作業などから解放されます(当センターが対応いたします)。3. 共同研究の機会や論文引用回数の増加に繋がります。4. 寄託数に応じた遺伝子材料を期限を定めず無償提供いたします。 |
寄託 | B-04 | 寄託と譲渡の違いは何ですか? | 「寄託」においては、知的財産権の移転は含まれておらず、リソースの知的財産権は、寄託者が所有します。 「譲渡」では、リソースの知的財産権等の権利も含めて当センターと共有していただきます。寄託者ならびに譲渡者の皆様は寄託・譲渡後もお手元のリソースを自由にお使いいただくことができます。 |
寄託 | B-05 | 寄託書類の作成が面倒です。 | 先生のご負担を軽減するために、当センターで、基本的な寄託書類を仮に作成し、先生にメール送信いたします。お間違いないかをご確認いただいた後、ご返信をお願いいたします。また、先生の所属する機関の知財課相当部門の担当者様をご紹介いただければ、MTAの交渉・作成などは、当センターと担当者様の間で行います。 |
寄託 | B-06 | 海外からの寄託も受け付けているのでしょうか? | 海外からの寄託も受け付けております。郵送に必要な手続きなどは、当センターで行います。運送会社のご指定をお願いいたします。 |
寄託 | B-07 | 他のバイオリソース機関に寄託しています(する予定です)。理研BRCにも寄託できますか? | 寄託は研究者の自由意思によりなされるものですので、当センターに寄託していただくことも問題ございません。是非、理研BRCへの寄託をご検討ください。 |
寄託 | B-08 | 寄託にはどのくらいの量のサンプルを送れば良いでしょうか? | DNA溶液約 1マイクログラムを汎用のマイクロチューブなどに封入してお送りください。サンプル漏れや乾燥を防ぐため、パラフィルムなどで蓋の固定をお願いいたします。また、サンプル取り違えを防ぐため、チューブには寄託・譲渡同意書に記載された遺伝子材料名のご記入をお願いいたします。 |
寄託 | B-09 | 寄託費用、寄託する際のサンプルの郵送費は、発生しますか? | 寄託は、無償で承ります。また、寄託にかかる郵送費は、当センターが負担いたします。宅配便(着払い)にてお送り下さい。 〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 理化学研究所バイオリソース研究センター 遺伝子材料開発室 寄託担当 TEL: 029-836-3612 (平日の9:00~12:00 / 13:00~17:00) FAX: 029-836-9120 E-mail: dna_qa.brc[at]riken.jp |
寄託 | B-10 | 寄託してからどのくらいでカタログに掲載されますか? | 寄託サンプル数や種類にもよりますが、サンプルが当室に到着後、順調に推移して約2、3週間程でカタログに掲載されます。 |
寄託 | B-11 | 寄託した遺伝子材料がどこに提供されたのか知りたいのですが? | 寄託の際に、あらかじめ以下のような条件をつけていただくことにより、可能です。 ただし、遺伝子材料を研究者に広く利用していただくために、できる限り寛大な条件を設定していただきたくお願い申し上げます。 「寄託者から要請がある場合、理研BRCは利用者情報のうち研究責任者の氏名ならびにその所属機関名を寄託者に通知する。When requested by the DEPOSITOR, RIKEN BRC informs the DEPOSITOR on the RECIPIENT’s name and their affiliation.」 「利用者は提供承諾書を用いて、事前に寄託者の承諾を得る。Prior to requesting the BIOLOGICAL RESOURCE, the RECIPIENT must obtain approval from the DEPOSITOR using the Approval Form.」 |
寄託 | B-12 | 他所で購入、入手したベクターは、寄託可能でしょうか? | 購入したベクターを改変したものであれば、ご寄託いただけます。MCSに遺伝子を挿入したのみのプラスミドも改変物に含まれます。ただし、購入時に入手元とMTAを交わしている場合は、その規定に沿っていただきますようお願いいたします(改変物であっても他所への移動が禁止されている場合もございます)。他の研究者より供与されたベクターの改変物である場合は、事前に供与元に当室への寄託許可を得ていただきますようお願いいたします。ご不明な点は当室までお問い合わせください(E-mail: dna_qa.brc[at]riken.jp)。 |
寄託 | B-13 | 実際にベクターなどを販売しております。諸般の事情により、販売を停止することになりました。このような商業ベースの遺伝子材料の寄託は可能でしょうか? | まずは、寄託を希望する遺伝子材料の概要を当センターまでお知らせください(E-mail: dna_qa.brc[at]riken.jp)。当センターで取り扱いが可能であるかを検討させていただいた後、改めてご連絡いたします。 |
寄託, MTA, 書き方 | B-14 | 「生物遺伝資源寄託同意書」の記入について、同意書の冒頭の利用者名には、どのように記入すれば宜しいでしょうか? | 冒頭の利用者名欄には、大学の場合、「○○大学□□学部・研究責任者名」、または「○○大学大学院□□研究科・研究責任者名」、企業であれば「企業名・研究責任者名」をご記入お願いいたします。また、寄託者の所属機関側によって記載方法が規定されている場合もございます。 |
リソースの取り扱い | C-01 | どのような品質のリソースが提供されますか? | 実験の再現性を確保するため、それぞれの遺伝子材料に応じて、寄託者から提供された情報に基く、必要な検査を行っています。提供するリソースに応じて検査内容が異なりますのでリンク先の遺伝子材料の品質管理をご参照ください。 |
リソースの取り扱い | C-02 | 提供されたリソースの取り扱いはどうしたらよいですか? | 当室提供のリソースに関する技術情報をまとめたサイトがありますので、リンク先のリソースの取り扱いをご参照ください。 |
リソースの取り扱い | C-03 | 提供されたDNAは、直接実験に使用できますか? | 提供しているDNAは、通常1 μg (25 ng/μL x 40 μL)です。そのまま実験に使用するには少ない場合、大腸菌で形質転換後、得られたコロニーを培養し、実験に十分な質と量のプラスミドDNAを調製してください。 |
リソースの取り扱い | C-04 | 提供された大腸菌は、どうすればよいですか | 白金耳でスタブ寒天の菌の生えているところに突き刺して菌をとり、寒天プレートにストリークし、培養してください。 |
その他 | A-21 | 企業ですが遺伝子材料の提供申込みは可能でしょうか。 | 企業への提供も可能です。遺伝子材料によっては営利利用の提供条件が設けられている場合がございますので、詳しくは当室にお問い合わせください。 |
その他 | A-22 | 希望するオリジナルのプラスミドベクターを理研BRCで構築してもらえますか | 遺伝子材料の構築は請け負っておりません。一方で、2022年度実績で、累計約380万株の遺伝子材料を収集、保有し、年間約1000株を提供しています。お探しの遺伝子材料がございましたらスタッフが検索しご提案いたしますので、是非お問い合わせください。 |
(2023.10.19 T.M.)
2023.10.19