News
- 新規蛍光タンパク質リソースStayGoldの提供について (2022/05/14)
- 理研CBSの宮脇敦史先生のグループが開発した新しい蛍光タンパク質StayGoldのプラスミドが届きました!下記のリストをご参照ください。
Hirano, M. et al. A highly photostable and bright green fluorescent protein. Nat. Biotechnol. 2022 Apr 25. doi: 10.1038/s41587-022-01278-2. Epub ahead of print. PMID 35468954.cat no. Name of resource Purpose RDB19605 (n1)StayGold/pRSET Fluorescent protein StayGold for fusion to the C-terminus of target molecule RDB19606 (n1)StayGold(c4)/pRSET Fluorescent protein StayGold for fusion to the N-terminus of target molecule RDB19607 (n1)oxStayGold/pRSET Fluorescent protein oxStayGold for fusion to the C-terminus of target molecule RDB19608 (n1)oxStayGold(c4)/pRSET Fluorescent protein oxStayGold for fusion to the N-terminus of target molecule RDB19609 tdStayGold/pcDNA3 Fluorescent protein tdStayGold for fusion to the C-terminus of target molecule RDB19610 tdStayGold(c4)/pBS Coupler Fluorescent protein tdStayGold for fusion to the N-terminus of target molecule RDB19611 tdoxStayGold/pcDNA3 Fluorescent protein tdoxStayGold for fusion to the C-terminus of target molecule RDB19612 tdoxStayGold(c4)/pBS Coupler Fluorescent protein tdoxStayGold for fusion to the N-terminus of target molecule RDB19613 er-(n2)oxStayGold(c4) Vector for ER labeling with fluorescent protein oxStayGold RDB19614 mt-(n1)StayGold Vector for Mitochondria labeling with fluorescent protein StayGold
- 理研CBSの宮脇敦史先生のグループが開発した新しい蛍光タンパク質StayGoldのプラスミドが届きました!下記のリストをご参照ください。
- SARS-CoV-2 genes and COVID-19 relevant human genesを更新しました (2022/05/14)
- 設立20周年シンポジウム 動画アーカイブ配信のお知らせ (2022/02/01)
- シンポジウムの講演の一部を動画アーカイブとして、2022年3月末まで公開しています。
- NBRPヒト病原ウイルス (2021/09/17)
- NBRP中核的拠点整備プログラム(ヒトに対する病原性ウイルス及び人獣感染ウイルスリソース拠点)の紹介ページが公開されました。
https://nbrp.jp/resource/human-pathogenic-viruses/
- NBRP中核的拠点整備プログラム(ヒトに対する病原性ウイルス及び人獣感染ウイルスリソース拠点)の紹介ページが公開されました。
Notis
- サーバー定期メンテナンスのお知らせ
(平日 12:40-13:25 JST)
Focused Resource
HIV-1感染細胞を特徴づける遺伝子発現 (2021/11/01 T.M.)
- 免疫の司令塔の役割を果たすヒト CD4 T細胞は、HIV-1の主たる感染標的です。本論文の研究グループは、CD4 T細胞を含む人の免疫システムを再構築した「ヒト化マウス」にレポーターウイルスHIV1-GFPを感染させ、細胞の多角的解析手法によりHIV-1産出細胞を特徴づける要因として、CXCL13遺伝子高発現集団とインターフェロン誘導遺伝子の低発現集団があることを発見しました。これにより、エイズ根治療法に向けて必須なHIV-1潜伏感染細胞の特徴の理解を深めることに役立つと期待されます。[more…]
新生児の重篤な心筋症の原因遺伝子を大規模解析 (2021/10/26 T.M.)
- 本論文の研究グループは、新生児の重篤なミトコンドリア心筋症を呈する日本人症例のゲノム解析により、ATAD3遺伝子クラスターの重複が発症に関与することを見出しました。さらに国際共同研究による大規模解析を行い、16家系で同様の重複を見出しました。ATAD3遺伝子の重複に関しては、異常な融合タンパク質が疾患発症に寄与している可能性が高いことを示唆しました。[more…]
複数のウイルスに抗ウイルス活性を示す薬剤の発見 (2021/10/20 T.M.)
- 世界ではウイルス感染症が流行しており、治療薬の開発が喫緊の課題です。本論文の研究グループは、5-Hydroxymethyltubercidin (HMTU) が複数のウイルス種に対して、抗ウイルス活性を示すことを見出しました。[more…]
組換えガレクチンタンパク質の発現と精製 (2021/05/13 N.N.)
- ガレクチンは、βガラクトシドに特異的に結合するレクチンファミリーの総称であり、発生、分化、癌、免疫など幅広い生命現象に関与することが知られています。
- 長年ガレクチン研究に携わってこられた香川大学の西 望 先生は、これまでに大腸菌を利用したヒトガレクチンファミリーの発現と精製方法を確立されました。西 先生は、ガレクチン研究をこれから始めたい研究者の一助となるように、糖鎖工学専門情報サイトGlycoforum(Glycoforum 23 (5), A15, 2000)に大腸菌を用いて発現させた組換えガレクチンタンパク質の精製に関する27ステップからなる実験プロトコルを公開されています。実験プロトコルには、ステップ毎の操作の注意点や各ガレクチンに関する取り扱いの注意点などが記載されています。[more…]
マイトファジー可視化蛍光センサー mito-SRAI (2021/05/13 N.N.)
- マイトファジーは、損傷したミトコンドリアを選択的に分解するオートファジーであり、不良なミトコンドリアを除去する細胞内機構です。
- この度、理化学研究所脳神経科学研究センターの宮脇敦史先生、片山博幸先生と順天堂大学の日置寛之先生らの研究グループは、生きた細胞のみならず、固定標本上においてもマイトファジーを定量的に可視化できる蛍光センサーであるmito-SRAIを共同開発しました。mito-SRAIは、ミトコンドリア移行シグナルとリソソーム内の酸やタンパク質分解酵素に耐性を持つシアン色蛍光タンパク質TOLLESとpHに応じて蛍光強度が変わる黄色蛍光タンパク質YPetから構成されます。mito-SRAIは、ミトコンドリア内部に特異的に局在し、かつ固定標本での観察でもシグナルが消失しないように工夫されています。[more…]
グリオーマ形成に対する進化的に保存された非コードRNA “ECONEXIN”の発がんの効果 (2020/11/10 K.N.)
- 近年、lncRNAと細胞がん化の関連について注目され始めてきましたが、ほとんどのlncRNAの機能は未解析であり、新規のがん関連lncRNAの発見は容易ではありません。[more…]
Lys48にリンクしたポリユビキチン鎖を切断する脱ユビキチン化酵素”USP-25″の基質特異性は二連ユビキチン結合モチーフ(UIM)領域が決めている (2020/11/10 K.N.)
- ユビキチンは、他のタンパク質を修飾してプロテオソームでの分解を促す他、様々な役割を担います。ポリユビキチン鎖には結合に使われるアミノ酸の位置の違いから、Lys48リンクとLys63リンクの2種類があることが知られています。[more…]
狙い通りの巨大ゲノム領域を欠損させるCRISPR-Cas9を利用した手法の開発 (2020/11/10 K.N.)
- CRISPR-Cas9を用いたゲノム編集技術では、狙ったゲノム領域、例えばエクソンなどを欠損させたマウスを樹立することが可能になりました。しかし、メガベースを超えかつ狙い通りのブレークポイントを持つ領域の欠損させる効率はまだ高くありません[more…]
Notchシグナルで制御されている長鎖非コーディングRNA”TUG1″は脳こう腫(グリオーマ)治療の標的となる (2020/11/10 K.N.)
- Notchシグナルは、グリオーマのがん幹細胞 (GSC) の自己複製を促進することが知られていますが、自己複製を担うSOX2、MYC、NESTINらにどのように関与するかは未解明です。筆者らは、ゲノム情報解析とlncRNA発現量解析の結果、Notchシグナル依存的に発現誘導される約7kbの長鎖非コーディングRNA “TUG1″を見出しました。[more…]
新規蛍光タンパク質Achilles (2020/3/24 N.N.)
- 蛍光タンパク質を用いたライブイメージングには、蛍光タンパク質の成熟時間 (蛍光を発するまでの時間)が短いことが重要です。この度、理研CBS細胞機能探索技術研究チームの新野 祐介先生、宮脇 敦史先生は、Venusを改良した、より成熟時間の短いAchillesを開発されました。当室から提供可能です。[more…]
グルココルチコイドは、T細胞上のPD-1をアップレギュレートする(2020/2/18 N.N.)
- T細胞は、誘導的に発現するPD-1や免疫抑制剤のグルココルチコイド(GC)により活性化が抑制されることが知られています。[more…]
効率的なPCRクローニングのための新規開発ベクター (2019/10/11 N.N.)
- PCRクローニングを効率的に行うことができる新規ベクターが、京都産業大学生命科学部の本橋 健 先生により開発され、本年4月に論文として発表されました(下記文献等をご参照下さい)。TAクローニング用、平滑末端クローニング用、並びに兼用の3種類があります。皆様の活発なご利用をお待ちしております。[more…]
組織を構成する細胞の形態や配列を調節する制御メカニズムの解明 (2019/9/6 N.N.)
- 組織を構成する細胞の形態と配向は細胞骨格の動態や細胞極性によって決定されています。細胞骨格の動態変化は、情報伝達物質のやりとりによって誘導されることが示唆されていますが、どの様にして細胞骨格の動態に反映されるか、その制御メカニズムは未解明でした。[more…]
高効率ゲノム編集用ベクター pGedit (2019/7/26 H.S.)
- 産業技術総合研究所 長崎 晃先生らの研究グループにより開発された、高効率ゲノム編集用ベクター pGedit が到着しました。[more…]
Resource Information
- 理研BRC DNA Bankは、マウス (C57BL/6N及びMSM/Ms系統)、ラット(F344/Stm及びLE/Stm系統)、ニホンザル、ショウジョウバエ(D. melanogasterなど5種)のBAC(バクテリア人工染色体)クローンを整備、提供しています。[more…]
Atg2タンパク質は、オートファゴソーム膜の形成に必要な脂質分子の輸送に直接関与する。(2019/12/16 N.K.)
- オートファジーは、細胞内で不要タンパク質を分解・再利用するメカニズムの1つです。[more…]
IL1B遺伝子発現制御における転写コアクチベーターTAZの機能 (2019/05/13 T.M.)
- 悪性中皮腫の表現型にYAP遺伝子が関与することがこれまで示されてきました。一方、YAPのパラログであるTAZの悪性中皮腫への関与は十分に明らかにされていませんでした。[more…]
HMGA1はPLAUとSERPINE1遺伝子の制御を通じてurokinase plasminogen activatorシステムに影響を与える (2019/04/12 T.M.)
- HMGA1は、がんのトランスフォーメーションの様々な側面の遺伝子制御に関わることが知られています。[more…]
DNAミスマッチ修復の過程におけるATPの加水分解により、MutSはMutLのエンドヌクレアーゼ活性を亢進する (2019/03/15 N.N.)
- DNAミスマッチ修復はMutSによるミスマッチ塩基対の認識とMutL及び修復にかかわるタンパク質のリクルートによって行われます。[more…]
オートファジー活性を定量的に評価できるプローブ(2019/2/1 N.N.)
- オートファゴソームを可視化してオートファジーを観察するためにMAP1LC3 (LC3)と蛍光タンパク質を融合させたプローブが利用されています。一方で、オートファジーの進行に伴いプローブの蛍光が減衰するため、定量的な活性評価には不向きでした。
- 東京大学の水島昇先生らは、LC3とGFPを融合したGFP-LC3と、末端のグリシン (G)を欠くLC3とRFPを融合したRFP-LC3ΔGを同時に当モル量で発現するプローブを開発しました。[more…]
Announcements
- 設立20周年シンポジウム 動画アーカイブ配信のお知らせ (2022/02/01)
- シンポジウムの講演の一部を動画アーカイブとして、2022年3月末まで公開しています。
- 年末年始休業のお知らせ (2021/12/21)
誠に勝手ながら下記の期間、年末年始の休業とさせていただきます。
皆様には大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。休業期間:2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)
- 第44回日本分子生物学会年会(2021年12月1日 ~ 12月3日)でのワークショプ、ブース出展について (2021/11/24)
- 10月26日(月)は設立記念日のため業務は終日休業致します。
- NBRPヒト病原ウイルス (2021/09/17)
- NBRP中核的拠点整備プログラム(ヒトに対する病原性ウイルス及び人獣感染ウイルスリソース拠点)の紹介ページが公開されました。
https://nbrp.jp/resource/human-pathogenic-viruses/
- NBRP中核的拠点整備プログラム(ヒトに対する病原性ウイルス及び人獣感染ウイルスリソース拠点)の紹介ページが公開されました。
- 理研バイオリソース研究センター設立20周年 (2021/07/21)
記念イベント
理研BRC設立20周年記念式典(オンライン開催)
2021年10月19日(火)
理研BRC設立20周年記念シンポジウム(オンライン開催)
「バイオリソースが駆動する生命科学とイノベーション」
2021年10月20日(水)~22日(金) - 2021年度一般公開 和光地区・筑波地区・仙台地区 オンライン開催 4/17(土) (2021/03/08)
- 年末年始休業のお知らせ (2020/12/22)
- 12月2日,3日に、ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)オンラインフォーラム2020が開催されます (2020/11/10)
- お知らせ小幡裕一特別顧問が2020年IMPC Award of Excellenceを受賞しました (2020/11/04)
- COVID-19 関連マウス、細胞および遺伝子リソースのページを公開しました (2020/10/29)
- COVID-19 関連マウスおよび遺伝子リソースのページを公開しました (2020/10/15)
- BRCの研究員(無期雇用職)募集 (終了) (2020/10/13)
- 10月26日(月)は設立記念日のため業務は終日休業致します
- ゲノム編集手法の開発 – 2020年ノーベル化学賞 (2020/10/08 T.M.)
- 2020年ノーベル化学賞に関連し、Cas9発現プラスミド、ゲノム編集効率検証用プラスミド、遺伝子挿入用ドナーベクターを取り揃えております。活発なご利用をお待ちいたしております。
- CoralHue™蛍光タンパク質リソースの提供開始のご案内 (2020/09/28 T.M.)
- 通常業務再開のお知らせ (2020/09/03)
- BRCホームページを全面リニューアルしました (2020/06/30)
- 日本学術会議提言「生物多様性条約及び名古屋議定書におけるデジタル配列情報の取り扱い」について (2018/2/21 T.M.)
- CRISPR/Cas9 テクノロジーを用いて開発されたバイオリソースに関するお知らせ (2017/08/01)
- バイオリソースの品質と情報発信について (2014/09/01)
- 理研バイオリソース研究センターにおける個人情報保護について