事業の概要

近年の塩基配列決定能力の向上により、ヒトおよび種々のモデル生物の全ゲノム配列が解読され、膨大な遺伝情報が蓄積されつつある。近年のライフサイエンスにおいては、これらの情報に基づき、遺伝子材料を利用して高次生命現象の機序、疾患発症機序の解明、疾患の治療法及び治療薬を開発することが中心的な方法となっている。このような研究方法は、今後も加速すると予想される。従って、ゲノムDNAやcDNAクローン、発現ベクターなどの遺伝子材料は、基礎研究からイノベーションまで全てのライフサイエンスにおいて、最も基本的な研究材料である。
当室では、ヒト、動物および微生物由来の重要かつ有用な遺伝子材料を国内外の研究コミュニティから収集し、厳格な品質管理を行い、実験の再現性を確保した信頼性の高い研究材料として国内外に提供している。このことにより、基礎学術研究からライフイノベーション・グリーンイノベーションまでの幅広い分野の研究開発の発展に貢献することを目指している。

平成25年度(2013-2014) 年次報告はこちら(Link)



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