概要
理研BRC遺伝子材料開発室ならびに微生物材料開発室(JCM)では、理研BRCに保存されている微生物株由来ゲノムDNAを提供しています。両材料開発室は、クローンならびに微生物株の提供機関としてそれぞれ世界的な事業を展開しており、本事業は協力体制の下で行う事業です。これからも、皆様からのご意見を取り入れ、提供対象リソース数を徐々に増やしていく予定です。ご利用可能なゲノムDNAのリストをご覧ください。
当室からご提供する微生物ゲノムDNAは、抽出したDNAを用い16S rRNA遺伝子のPCRによる増幅とPCR産物の配列検査により、当該微生物株由来であることを確認しております。しかし、この検査結果は、他の菌種の混入が皆無であることを示すものではありません。また、ご利用の目的に合致するとは限りません。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ご質問やご相談などございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
生物遺伝資源提供依頼書類の入手と記入
次の書式に記入してください:
- 書式A
- カタログNo. 欄にはJGDから始まる8文字の記番号を記入して下さい
書式A (遺伝子材料提供依頼書) [Word] [依頼書の記入例] 1部
- 書式C
- 書式C の提供条件欄には「ゲノムDNAのリスト」からリンクしたカタログページに記載の条件を記載してください
書式C (生物遺伝資源提供同意書, MTA) 非営利学術目的用 [Word]
書式C (生物遺伝資源提供同意書, MTA) 営利目的用 [Word]2部 - 書類の送付と問い合わせ
- 書面をカラースキャンしたPDFファイルをemailにてお送りください。
紙面で公印またはサインが必要な場合は、後日、原本2部をご郵送ください。
なお、手続き完了した書類は、お送りいただいた方法でお届けいたします。 - 書類の送付先、問い合わせ先
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1
理化学研究所バイオリソース研究センター (BRC)
遺伝子材料開発室
E-mail: dnabank.brc@riken.jp
TEL: 029-836-3612 (平日の9:00~12:00 / 13:00~17:00)
FAX: 029-836-9120 - 提供申込の前に、「申込書類の記入と送付」「ご利用にあたって」「遺伝子材料の品質管理」をご覧ください。
- 書式の詳細は「申込みに必要な書式」をご覧ください。
- 書面をカラースキャンしたPDFファイルをemailにてお送りください。
- 提供手数料:(1株あたり)
非営利学術目的利用 19,910円 営利目的利用 39,820円 - 2023年4月1日以降の提供手数料です。
- 「非営利学術目的利用」および「営利目的利用」の区分ならびに「提供手数料」は、「提供手数料と支払方法」をご参照ください。
- 別途、リソースの送料並びに箱代及びドライアイス代等が加算されます。
- 請求書は提供依頼書に記載された「担当者」に送付いたします。特別な様式の請求書・納品書・領収書を必要とされる場合は、予めその旨をご相談いただくようお願いいたします。請求書は遺伝子材料とは別に送付いたします。
- 提供手数料は指定の銀行口座にお振込みください。振込み手数料につきましては、依頼者負担にてお願い致します。
微生物DNAの発送
- 微生物DNAはTEバッファー溶液 (10 mM TRIS pH7.5, 1mM EDTA)をドライアイス梱包でお送りいたします。
- 提供単位は、培養ロット毎に異なっております。ご了承下さい。概ね50-100 ng/ulです。
- 微生物材料開発室(JCM)で微生物株を培養し、遺伝子材料開発室でゲノムDNAを抽出しています。抽出したDNAは吸光度による濃度を測定し、提供量が1μg以上であることを確認しています。また、電気泳動像により、20 kbp以上であることを確認しています。さらに、抽出したゲノムDNAを鋳型とし、16S rDNA領域のPCR増幅と塩基配列を確認しています。
- 微生物ゲノムDNAの「提供時の品質管理」、「微生物ゲノムDNAの調製」もご覧ください。
- ゲノムDNAのエタノール沈殿による発送時の安全データシート [pdf]
(GRP0005j 2017.06.30 T.M.)
2023.09.13