RDB_News

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■ BRC-JCM保有株由来ゲノムDNA提供可能株の追加
■ 学会のお知らせ
■ バンク雑記
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■■■ BRC-JCM保有株由来ゲノムDNA提供可能株の追加 ■■■
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/JCMDNA.html
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■ 今回の追加株は、Staphylococcus aureus subsp. aureus 4株に由来するゲノムDNA です。これらを含む提供可能株は以下の通りです。
RDB 5989 JCM 10941T Thermus thermophilus
RDB 5990 JCM 9974T Pyrococcus horikoshii
RDB 6217 JCM 8153T Treponema denticola
RDB 6218 JCM 10827T Tannerella forsythensis
RDB 6219 JCM 2505T Bacillus licheniformis
RDB 6237 JCM 14074T Pasteurella pneumotropica
RDB 6238 JCM 1717T Lactobacillus murinus
RDB 6239 JCM 9323 Clostridium thermocellum
RDB 6275 JCM 9628T Archaeoglobus fulgidus
RDB 6277 JCM 2413 Staphylococcus aureus subsp. aureus
RDB 6278 JCM 2874 Staphylococcus aureus subsp. aureus
RDB 6279 JCM 2179 Staphylococcus aureus subsp. aureus
RDB 6280 JCM 8702 Staphylococcus aureus subsp. aureus
■ RIKEN BRC-JCM で培養し、遺伝子材料開発室でDNAを調製したゲノムDNAです。提供単位は、培養ロット毎に異なっております。ご注意下さい。国内提供手数料は学術研究機関の場合は 1 バイアルにつき 9,450円 (送料, 消費税込み)、学術研究機関以外の場合は 12,285 円 (同) です。なお、「学術研究機関」および「学術研究機関以外」の区分は、文部科学省の定める「科学研究費補助金取扱規程」中の「研究機関」の定義に基づいております。
■ 微生物DNA提供の申込先およびお問合せ先は下記をご覧下さい。
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/JCMDNA.html

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■■■ 学会のお知らせ ■■■
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■ 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会<合同大会>が、2007年12月11日(火)~15日(土)に、パシフィコ横浜において開催されます。遺伝子材料開発室をはじめ理研バイオリソースセンター各室は展示を予定しています。理研BRC に対するご意見・ご質問等ございましたら、お気軽にお立ち寄りください。
■ 大会期間中、ナショナルバイオリソースプロジェクトNBRPではパネル展示を予定しています。
<特別企画「ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)」>
実物つきパネル展示:「バイオリソース勢ぞろい」
日時: 12月11日(火)~14日(金)10:00~18:00
場所: ポスター・展示会場(展示ホール)
■ 遺伝子材料開発室の成果発表を予定しています。
12月13日(木)
3P-1287 転写因子遺伝子群の網羅的収集を目的とした遺伝子セット化バンクの構築
3P-1288 大腸菌内リン酸化蛋白質産生プラットフォームを用いたJDP2 ならびにヒストンH3 のリン酸化
3P-1289 Gene Set Bank 利用のためのリソースデーターベースの構築
3P-1290 プロモーター・レポーターバイオリソースの整備と提供及び関連情報の公開
■ 遺伝子材料開発室ではほかにも、ポスター発表では12月12日(水)に演題番号2P-0900から2P-0906、口頭発表では12月15日(土) 9:15~11:45のワークショップ「5W15 ヒストンシャペロン:日本から世界へ発信し得たクロマチン因子」の中で発表を予定しています。
■ また、理研バイオリソースセンター各室では、
1P-0629 理研バイオリソースセンターにおけるマウスリソースの遺伝品質管理(実験動物開発室)
1P-1264 南米モンゴロイド系先住民族より収集した細胞コレクション(細胞材料開発室)等、ワークショップ、一般口頭発表、ポスターで31演題を発表予定しております。

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■■■ バンク雑記 ■■■
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■ 今月はバンク業務の中でも一番大変なクレーム処理について述べたいと思います。とにかくリソース事業では様々なユーザーを抱えており研究者の先生から寄せられるクレームも多種多様です。例えば 「制限酵素地図が違う」とか、「間違ったクローンをお送りした」とかというこちらの過失も18年の間にはいろいろありました。しかしながら皆様の辛抱強いご支援と室員の努力のお陰で今日まで成長できました。感謝致しております。
■ さてクレームの中にはいろいろと考えさせられるものも多々あります。例えば大腸菌をアガロースゲルへの穿刺培養で送っているのにそのまま-30度や-80度のフリーザーの中で保存したとか? ウイルスなのにDNAと思い電気泳動した人もおりました。さらにウイルスにプライマーを入れPCRがかからないというケースもありました。あるいはウイルスの力価は低いのにそのままマウス個体に静脈注射したとか? ファージのコンタミで菌が生えないとか?ご自分の実験に必要な論文を調べて送れとか? 論文検索サービスせよとか、次にどういう実験をしたら良いのかとか? 分子生物は一度もやった事は無いが早く論文を書いて昇級したいので助けてくれとか? ご自分の実験は世界を変える実験だから研究費を出してくれとか? 本当に遺伝子絵巻、いやDNA二重螺旋絵巻です。MTAの記入が煩雑過ぎ叱られた事もよくありました。いろいろな人生が凝縮している訳です。
■ これらの経験一つ一つを与えられた試練と思い室員一同努力しております。まだクレームがくるうちは幸せと思わなくてはいけません。もっと心配し危機感を感じているのはリソースの継続性が断ち切られることです。福祉、人材育成政策同様、人の知恵を創造するための科学技術の進歩、その鍵を握るリソースの重要性を国民に如何に十分理解させ、国に如何に働きかけるかが大切です。日本人の癌や病気の原因究明,其の対処研究のための基金同様、リソース事業にも基金や寄付が来るよう広報活動を活発化し、宣伝しなくてはいけません。リソース事業に寄付? 日本では今まではあり得ない事ですが? リソースは「使ってなんぼ」の世界である認識を十分持って、国民に理解させる必要があります。其の意味では、クレームはまだまだ成長できる天の声かもしれません(K.K.Y.)。

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@brc.riken.jp
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2007.09.27



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