DNA Bank Mail News 2022 Jan 18

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
RIKEN BioResource Research Center DNA Bank Mail News No. 124 (2022.01.18)
[hp] https://dna.brc.riken.jp/ja/news_archives/mail
————————————————————
このメールニュースは、理研BRC遺伝子材料開発室(DNA Bank)をご利用いただいた方、ならびにメールニュース配信のお申し込みをいただいた方にお送りしています。

—- CONTENTS —-
1. 新年のご挨拶
2. Focused Resource

1. 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中は、理化学研究所バイオリソース研究センター DNA Bankをご利用/ご活用いただき誠にありがとうございました。当センターは、設立20周年という節目の年を無事に迎えることが出来ました。
これもひとえに研究者の皆様からの深いご理解と温かいご支援の賜物と心から感謝しております。
今年からは、次の節目である30周年を目指し、室員一同、新たな気持ちでスタート致します。
魅力ある遺伝子材料の提供環境の整備に加えて、細胞株やマウス系統などを横断的に利用できるような研究基盤形成に取り組んでまいります。
本年も引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

2. Focused Resource

HIV-1感染細胞を特徴づける遺伝子発現

免疫の司令塔の役割を果たすヒト CD4 T細胞は、HIV-1の主たる感染標的です。本論文の研究グループは、CD4 T細胞を含む人の免疫システムを再構築した「ヒト化マウス」にレポーターウイルスHIV1-GFPを感染させ、細胞の多角的解析手法によりHIV-1産出細胞を特徴づける要因として、CXCL13遺伝子高発現集団とインターフェロン誘導遺伝子の低発現集団があることを発見しました。これにより、エイズ根治療法に向けて必須なHIV-1潜伏感染細胞の特徴の理解を深めることに役立つと期待されます。
CXCL13の受容体であるCXCR5を発現するレンチウイルスベクターの作製にCSII-CMV-MCS-IRES2-Bsd (cat# RDB04385)、pCMV-VSV-G-RSV-Rev (cat# RDB04393)、pCAG-HIVgp (cat# RDB04394)が用いられました。
論文
Aso, H. et al., Multiomics Investigation Revealing the Characteristics of HIV-1-Infected Cells In Vivo. Cell Rep. 32 (2): 107887, 2020. PMID: 32668246.
プレス発表
生体内におけるHIV-1感染細胞のマルチオミクス解析 – エイズ根治法の手がかり探索に道 – (東京大学 日本医療研究開発機構 2020.07.15)
https://www.amed.go.jp/news/release_20200715.html
使用されたリソース
CSII-CMV-MCS-IRES2-Bsd (cat# RDB04385)
pCMV-VSV-G-RSV-Rev (cat# RDB04393)
pCAG-HIVgp (cat# RDB04394)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
○ 本メールニュースの配信停止やアドレスの変更は、DNA Bank (dna_sec.brc@riken.jp)までご連絡下さい。
○ 配信済みのメールニュースは下記のwebサイトに掲載しております。
URL: https://dna.brc.riken.jp/ja/news_archives/mail
————————————————————————
配信
理化学研究所バイオリソース研究センター
遺伝子材料開発室 (DNA Bank)
[e-mail] dna_sec.brc@riken.jp
[hp] https://dna.brc.riken.jp/ja/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2022.01.18



コメントは受け付けていません。