No.94

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https://www.brc.riken.jp/inf/distribute/inform.shtml

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■ 内閣府総合科学技術会パブコメへの意見提出について
■ 第69回 日本癌学会学術総会のお知らせ
■ 組換えアデノウイルスの取扱に関する技術研修
■ 哺乳動物細胞発現ベクターpCMV_S-FLAG
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内閣府総合科学技術会パブコメへの意見提出について
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■ 内閣府総合科学技術会議「平成23年度科学・技術関係予算についての意見募集~優先度判定の実施に向けて~」のパブリックコメント(パブコメ)募集が行われています。
■ 当センターが実施する「バイオリソース事業」及び文部科学省が実施する「ナショナルバイオリソースプロジェクト事業」も対象となっています。いずれも平成23年度の要求額はすでに減額となっているところです。現政権は国民からの声、パブコメを非常に重要視しています。お忙しい所大変恐縮ですが、これら事業の重要性をご理解頂き、皆様のご意見を提出いただければ幸甚に存じます。
■ 今回は、個人からの意見、理由、それぞれ200字以内の短いパブコメ募集となっています。(締切りは9月17日(金)正午)
ご意見対象の施策番号と施策名称は、
文部科学省
24119  ナショナルバイオリソースプロジェクト
24129  バイオリソース事業
です。
総合科学技術会議 パブリックコメント等実施一覧
http://www8.cao.go.jp/cstp/pubcomme/
「科学技術関係施策の優先度判定等の実施に関する意見募集ページ
https://form.cao.go.jp/cstp/opinion-0015.html

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第69回 日本癌学会学術総会のお知らせ
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■ 下記の日程で、第69回 日本癌学会学術総会が開催されます。
理研BRCからは展示ブース(9月22日~24日、大阪国際会議場3階)を出展します。
インターネットを利用した、リソースのオンライン検索の実演も行います。

会 期: 2010年9月22日(水)~24日(金)  3日間
会 場: リーガロイヤルホテル大阪、大阪国際会議場

ぜひお立ち寄り下さい。
■ 第69回 日本癌学会学術総会の詳細はこちら
http://secretariat.ne.jp/jca2010

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組換えアデノウイルスの取扱に関する技術研修のお知らせ
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■ 最先端のポストゲノム研究 における重要なツールである「組換えアデノウイルス」について、組換えアデノウイルスを用いた遺伝子導入実験を始めている方を対象に組換えアデノウイルスの精製ならびにウイルスの取扱い技術の基礎的な研修を行います。
担当開発室 : 遺伝子材料開発室
研修期間 : 平成 22年 11月 4日 ~ 11月 5日 (2日間)
受講人数 : 3名程度
■ 申込み・問い合わせ先
独立行政法人理化学研究所 筑波研究所 研究推進部
担当 :吉田(亜)
FAX : 029-836-9100
E-Mail:kensyu@rtc.riken.jp
URL:https://www.brc.riken.jp/kensyu/ (近日中に案内を掲載予定です)

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哺乳動物細胞発現ベクターのご紹介
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■ 哺乳動物細胞発現ベクター「pCMV_tagベクターシリーズ」をご紹介します。pCMV_tagベクターシリーズは、ヒトサイトメガロウイルス由来のプロモーター(CMV promoter)による高い発現が可能であり、4種類のエピトープの選択により発現させたタンパク質の区別ができ、ネオマイシン耐性遺伝子の搭載により薬剤による導入細胞の選択が可能です。
■ [RDB2136] S-HA-pRc/CMV
[RDB2139] D-HA-pRc/CMV
[RDB2137] S-T7-pRc/CMV
[RDB2138] D-T7-pRc/CMV
[RDB2140] S-Myc-pRc/CMV
[RDB2141] D-Myc-pRc/CMV
東京医科歯科大学 竹本佳弘先生により構築され、DNA Cell Biol. 16 (7): 893-896, 1997に発表された哺乳動物細胞発現ベクター6クローンは、HA、T7、Mycの各エピトープが選択可能です。このクローンのNotIサイトに目的遺伝子のORFを挿入することにより、エピトープでtaggingされた目的遺伝子の発現プラスミドが得られます。エピトープにはそれぞれ1コピーおよび2コピーのタグが用意されています。これら6クローンのNotIサイトは共通の読み枠にあるので、NotIを利用したベクター間乗り換えも可能です。
竹本先生から寄託していただいた遺伝子材料は下記ウェブページをご覧ください。
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/search/dep3357.html
■ [RDB 5956] pCMV_S-FLAG
哺乳動物細胞発現ベクターpCMV_S-FLAGはCMV promoterによる発現ベクターです。NotIサイトに目的遺伝子のORFを挿入することにより、FLAGエピトープ (Met-DYKDDDDK) でtaggingされた目的遺伝子産物を発現するプラスミドが得られます。FLAGタグの第1コドンのATGはNcoIサイト(CCATGG)と重なっています。組み込み後は、このNcoIサイトを利用してFLAGタグと目的遺伝子を一緒に切出し、多くの大腸菌発現ベクターに同じ読み枠で載せ換えることも可能です。FLAGタグのすぐ上流にはEcoRI サイトがあるので、FLAGタグのついた配列を切出しアデノウイルスベクター (pAxCAwtit2など)に載せ換えることも可能です。目的遺伝子は、制限酵素により切出した断片によるクローニングのほか、第1コドンのATGから始まるPCR断片をNotI サイトを平滑化したベクターに組込むことにより、読み枠を整えたクローニングが可能です。
■ [RDB 7396] pCMV_s-FLAGc
哺乳動物細胞発現ベクターpCMV_s-FLAGcは、pCMV_S-FLAGから改変したベクターです。Gateway®テクノロジーにより、Gateway®エントリークローンにクローニングされている遺伝子断片を容易にこのpCMV_s-FLAGcに載せ替えることができます。ヒト完全長cDNAのエントリークローンは、「ゲノムネットワークプロジェクト」をご利用ください。
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/GNPcloneja.html
■ いずれのベクターも、下記ウェブページにデータシートがあります。是非ご利用ください。
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/RDB5956ja.html

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@brc.riken.jp
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2010.09.15



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