No.91

RIKEN BioResource Center DNA Bank Mail News

購読の中止は、末尾の「メールニュースの配信について」をご覧下さい。
個人情報の取扱いについては、下記に詳細がありますので、ぜひ、御一読ください。
https://www.brc.riken.jp/inf/distribute/inform.shtml

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■ 提供手数料改定のお知らせ
■ 総合カタログ No.8, 2010年度版の配布開始のお知らせ
■ ヒト完全長cDNAクローンの提供を3月15日から開始
■ C57BL/6N (B6N)マウスBACクローン提供開始のお知らせ
■ 実験用マウスはホルモン「メラトニン」を作らず早熟に
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提供手数料改定のお知らせ
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■ 当センターは、ライフサイエンスの開発研究に必要なバイオリソースを整備し、提供する事業を実施いたしております。事業を継続的かつ円滑に行うために、バイオリソースの収集、保存、品質管理等に必要な経費は理化学研究所運営費交付金を充て、提供に必要な経費は提供手数料として利用者の皆様にご負担いただいております。
■ この度、社会情勢の変化と政府の指導により、提供手数料の見直しを行い、改定させていただくことになりました。利用者の皆様には一部負担の増とはなりますが、ご理解とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
■ 遺伝子材料開発室への「クローン及び菌体」提供申込みについて、一度に20株以上の場合、申込数に応じて、遺伝子材料提供手数料の大量申し込み時の割引制度(ディスカウント)を適用する特典を設定しています。
■ 引き続き、当センターはバイオリソースの充実と品質の向上に努めて参ります。皆様の一層のご利用を心よりお待ち申し上げております。
■ 詳細はこちら
https://www.brc.riken.jp/inf/distribute/kakaku.shtml#dna

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総合カタログ No.8, 2010年度版の配布開始のお知らせ
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■ 最新版総合カタログ No.8, 2010年度版の配布を2010年4月1日より開始しました。どうぞご利用下さい。
■ カタログは申し込み受付後、着払いにて発送いたします。カタログ本体は無料です。送料のみのご負担をお願いしています。
■ 総合カタログのご請求には、オンライン申込みが便利です。下記アドレスからお申込下さい。
https://www.brc.riken.jp/lab/info/catalog/index.html#catalog

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ヒト完全長cDNAクローンの提供を3月15日から開始
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/GNPcloneja.html
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■ 理研BRC・遺伝子材料開発室では、文部科学省「ゲノムネットワークプロジェクト」で収集・整備したヒト完全長cDNAクローンの提供を行っています。
■ ゲノムネットワークプロジェクトクローンは、次の2種類です。
1)ヒト完全長cDNAコレクション
東京大学の菅野純夫教授ならびに理化学研究所の林崎良英領域長のグループが収集・整備。ヒトの全遺伝子の6割に相当するおよそ14,000遺伝子、約3万クローン。
2)Gateway®エントリークローン
ヒト完全長cDNAコレクションから抜粋した6,300遺伝子分、約5万クローン。Gateway®エントリークローンのインサートDNAは、Gateway®テクノロジーにより種々のデスティネーションベクター(発現ベクター)へ簡単に移入することができます。なお、Gateway®エントリークローンには、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発研究機構「完全長cDNA構造解析プロジェクト」において、バイオテクノロジー開発技術研究組合が作製したヒトcDNAクローンから作製したクローンも含んでいます。
■ これらのヒト完全長cDNAクローンを用いたプロジェクトの成果は、下記論文で発表され、クローンの詳細情報やタンパク質発現情報等がゲノムネットワークプロジェクトの公開データベース (ゲノムネットワークプラットフォーム, http://genomenetwork.nig.ac.jp/)から公開されています。
■ 各々のクローンは、個別に提供いたしております。提供手数料は提供手数料表の「クローン及び菌体」が適用されます。どうぞご利用ください。

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C57BL/6N (B6N)マウスBACクローン提供開始のお知らせ
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/NBRPB6Nbacja.html
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■ B6NマウスBACライブラリーは理研BRCが作製し、「NBRPゲノム情報等整備プログラム」により国立遺伝学研究所と共同でクローン末端配列を決定しました。マウスC57BL/6N 系統ゲノムクローン約6万2千株のBACクローンから構成されており、ゲノム被覆度は実測値77%です。各々のクローンは、個別に提供いたしております。提供手数料は提供手数料表の「クローン及び菌体」が適用されます。
■ マウスBACブラウザ(http://analysis2.lab.nig.ac.jp/mouseBrowser/ 、国立遺伝学研究所)を利用することにより、遺伝子名等からクローンを検索し、BAC クローンの染色体上の位置を確認しながらクローンを探すことができます。目的遺伝子をカバーするB6NマウスBAC クローンの検索にご活用ください。
■ C57BL/6N系統から樹立されたES細胞株も理研BRC細胞材料開発室から提供されています。このES細胞を用いて作製したキメラマウスからES細胞由来の個体が生まれることも確認済みです。合わせてご利用下さい。
https://www.brc.riken.jp/lab/animal/mailnews/nm200909_02.html

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実験用マウスはホルモン「メラトニン」を作らず早熟に
-理研BRCが保有するマウスと遺伝子の研究リソースを駆使して発見-
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■ メラトニンは、脳に存在する松果体という器官から夜になると分泌されるホルモンです。しかし不思議なことに、実験用マウスのほとんどの系統はメラトニンを作ることができません。また、国際的な共同チームによってマウスのゲノム配列はほぼ完全に解読されたと宣言されていますが、メラトニンを合成する酵素(HIOMT)の遺伝子はなぜか見つかっていませんでした。
■ 今回、文部科学省によるナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)の一環として、理研バイオリソースセンターが体系的に収集・保存を行ってきたマウス系統やMSM/Ms BACクローンなどの研究リソースを用い、マウスのHiomt遺伝子を発見し、その結果を基に、多くの実験用マウス系統がメラトニンを作ることができなくなった理由を、ゲノムの構造と生理学的な機能の両面から明らかにしました。
■ これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)精神疾患動態研究チームの笠原和起副チームリーダー、加藤忠史チームリーダー、理研バイオリソースセンター動物変異動態解析技術開発チームの阿部訓也チームリーダー、実験動物開発室の目加田和之研究員、吉木淳室長による共同研究成果です。
■ 詳細は理研プレスリリースをご覧下さい。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2010/100323/index.html

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@brc.riken.jp
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2010.04.20



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