News letter No. 8

 

1. 遺伝子材料寄託のお願い

理化学研究所ジーンバンク室DNA開発銀行ではライフサイエンス研究推進事業の一環として、平成5年度より汎用宿主ベクター系とクローン化遺伝子を中心に収集と分譲を行ってまいりました。この度、クローン化遺伝子材料の寄託登録をお願いしております。寄託登録とは、まず登録していただく材料を当DNA開発銀行に送付していただき、DNA開発銀行ではそれを増殖、検査、保存管理後、分譲可能となった遺伝子材料に関してカタログに掲載します。カタログに掲載されている遺伝子材料は、研究者のリクエストに応じて官民の別を問わず、どの研究者にも公平に分譲されます。また、カタログは送料着払いの書籍小包でお送りいたします。

[寄託のメリット]

  • A. クレジット制度(遺伝子材料を寄託していただきますと寄託遺伝子数に見合う株数まで無償で提供いたします。例えば、3株寄託された場合、カタログ記載遺伝子材料を3株取得できます。)
  • B. 分譲・使用制限を付けることが出来ます。
  • C. 品質管理・分譲を当バンクで行いますので、研究者自身による遺伝子株の分譲の煩雑さが無くなります。また、貴重な遺伝子株の逸失を防ぐことができます。

2. CEPH Mega YAC clone libraryについて

本年度4月よりCEPH MEGA YAC clone Libraryの分譲を再開いたしました。詳細案内は総合カタログNo.3に掲載しましたので、分譲をご希望の方はDNA Bankまでお問い合わせください。

3. ユーザー登録について

オンラインでユーザー登録・登録内容変更が可能になりました。当バンクのホームページ<http://www.rtc.riken.go.jp/DNA/HTML/dnahome.html>から登録できますので、皆様ご利用くださいますようお願い申し上げます。  近年利用者の増加に伴い、同姓同名の方の識別が、困難になってまいりました。そこで当バンクでは、従来のユーザー登録の項目に生年月日、役職の項目を新たに設けました。すでに登録されていらっしゃる方も、もう一度ご確認いただけましたら幸いです。

4. 電子メールアドレスの登録のお願い

この度、当バンクではユーザーの皆様に電子メールにて新規分譲可能遺伝子株の情報を送るサービスを開始しようと考えております。つきましては、電子メールアドレスをご連絡いただきたく存じます。このサービスをご希望の方は、ホームページの登録画面からお申し込みください。

5. 申込み用紙の配布について

ユーザー登録・申込に必要な書類は、当バンクのホームページからダウンロード出来ます。これらはPDFファイルで作成されており、無料で配布されているAdobe社のAcrobat Reader<http://www.adobe.co.jp>を使用して、Macintosh、Windows等機種を問わず、お手持ちのプリンターで印刷することが可能です。

6. DNA開発銀行:新規分譲可能遺伝子株

新たに遺伝子株が寄託されました。各遺伝子材料名は、ホームページ上の「お知らせ」で順次公開いたします。これらについては、来年4月より分譲可能となります。

7. 1998年度の理研ジーンバンク・総合カタログの発行は休みます

理化学研究所ジーンバンク室では、科学技術会議の答申を受け、非営利・公共事業の一環として、かねてから細胞開発銀行、植物細胞開発銀行、DNA開発銀行、遺伝情報銀行を運営してきております。現在、ユーザーはわが国のみならず、世界各国に広がっております。  当ジーンバンク室では、1997年4月末に総合カタログNo. 3を発行しました。しかし、発行費用は相当の負担となり予算上の問題が発生するようになりましたので、1998年度の発行は休ませていただきます。最新情報は、どうか、理研ジーンバンクのホームページ<http://www.rtc.riken.go.jp>をご覧ください。なお、総合カタログNo.3はまだ残部があります。本体は無料ですが、カタログは分厚くなりますので、送料は各ユーザー負担としてお願い申し上げます。国内の場合、送料着払いの書籍小包(540円)でお送りいたします。ご希望の方は、氏名・英名・所属・住所・TEL・FAX・E-mail・必要部数を明記の上、「カタログ発送係」までFAXまたはE-mailにてお申し込み下さい。



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