RDB_News

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■ NBRPシンポジウム 「リソース整備の現状と将来展望」
■ 実物つきパネル展示 「バイオリソース勢ぞろい」
■ バンク雑記
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■■■ NBRPシンポジウム 「リソース整備の現状と将来展望」 ■■■
http://www.nbrp.jp/index.jsp
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■ 『NBRPシンポジウム 「リソース整備の現状と将来展望」』が開催されます。
日程:2008年12月9日(火) 16:45 – 19:15
場所:第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会 合同大会
第19会場(神戸国際会議場1階・メインホール)
事前の参加登録が必要ですので、下記ホームページからお願いいたします。
本合同大会への参加登録をしていなくても本シンポジウムには参加可能です。
<参加無料>
http://www.nbrp.jp/index.jsp

■ 理研バイオリソースセンターからは、細胞材料開発室の発表があります。
「鹿児島大学の園田俊郎名誉教授と愛知がんセンター田島和雄研究所長らは30年以上の歳月をかけて、200以上の世界各地において混血の進んでいないモンゴロイド系少数民族3,500人以上の血液サンプルを採取した。この中にはすでに滅亡した民族なども含まれ、学術的にも希少かつ貴重なコレクションとなっている。2005年の園田教授の退官に際し鹿児島大学よりこのコレクションの譲渡を受けた理研バイオリソースセンターは、このコレクションをより多くの研究者に利用して頂くためにEpstein-Barr virusによるB細胞株の樹立を進めている。シンポジウムではこの園田・田島コレクションの概要と理研バイオリソースセンターの取り組み、および細胞材料開発室で現在進行中の人類遺伝学的解析結果の一部を紹介する。」
このリソースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.brc.riken.go.jp/lab/cell/hsc/

■ 『NBRPシンポジウム 「リソース整備の現状と将来展望」』
司会:城石俊彦(情報・システム研究機構国立遺伝学研究所)

16:45~16:50
開会の挨拶
文部科学省ライフサイエンス課

16:50~17:10
基調講演
黒川 清(政策研究大学院大学教授、前内閣特別顧問)

【NBRP実施機関から】
17:10~17:30
「田島・園田コレクション細胞 ~古モンゴロイド大陸移動の軌跡~」
檀上稲穂・中村幸夫
(中核的拠点整備プログラム[ヒト・動物細胞],理化学研究所バイオリソースセンター)

17:30~17:50
「野生メダカリソースに学ぶ性決定機構の多様性」
酒泉 満(中核的拠点整備プログラム[メダカ],新潟大学理学部)

【研究コミュニティから】
司会:漆原 秀子(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
17:50~18:10
「感染症モデルとしてのショウジョウバエリソースの利用」
倉田祥一朗(東北大学大学院薬学研究科)

18:10~18:30
「植物培養細胞リソースを用いたペプチドホルモン探索」
松林 嘉克(名古屋大学大学院生命農学研究科)

司会:小幡 裕一(理化学研究所バイオリソースセンター)
18:30~18:50
「マウス利用者とリソースセンターの狭間で」
米川 博通 (NBRPマウス運営委員会委員長,東京都臨床医学総合研究所)

18:50~19:10
「モデル細菌研究のリソース整備と今後の展望」
小笠原 直毅
(NBRP原核生物遺伝資源(大腸菌・枯草菌)運営委員会委員長、奈良先端科学技術大学院大学)

19:10~19:15
閉会の挨拶
小原 雄治(NBRP推進委員長,情報・システム研究機構国立遺伝学研究所)

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■■■ 実物つきパネル展示 「バイオリソース勢ぞろい」 ■■■
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■ ナショナルバイオリソースプロジェクト「実物つきパネル展示 「バイオリソース勢ぞろい」」が開催されます。
日程:2008年12月9日(火)~ 12月12日(金)10:00 ~ 18:00
場所:第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会 合同大会
展示会場2(神戸国際展示場3号館)
■ また、大会2日目には、当バンク技術開発関連演題を連番で発表いたします。
2P-1497 NR4A1-Cre トランスジェニックマウスの作製及びその発現解析
2P-1498 Cerebellum specific expression of Cre recombinase in JDP2-cre transgenic mice
2P-1499 理研DNA バンクにおけるプロモーター・レポーターリソースの拡充とシリーズ化について
2P-1500 遺伝子機能解析に有用な遺伝子材料の活用
2P-1501 遺伝子機能解析用ツールの基盤整備
2P-1502 組換えウィルスシャトルベクターの構築と遺伝子導入バンク
2P-1503 遺伝子リソースの収集・保存・提供事業の管理、特性情報等の公開を目的とした多目的データベースの構築とその利用法の紹介
2P-1504 大腸菌内修飾蛋白質産生プラットフォームを用いたATF2 ならびにJDP2 のリン酸化と分子会合
2P-1505 組換え大腸菌の長期冷凍保存技術の開発
■ このほか、当開発室の研究成果についても発表いたします。
2P-0482 細胞老化を制御するAP1 転写因子、Jun Dimerization Protein 2
3P-0648 JDP2 regulates differentiation of adipocytes and replicative senescence
3P-0649 転写因子Jun Dimerization Protein 2(JDP2)の転写調節機構の解析
3P-0650 転写因子Jun dimerization protein 2 の細胞内機構解析
3P-0651 Transcriptional Regulation of Jun Dimerization Protein 2 (JDP2) on Human Cytomegalovirus (hCMV) Promoter
4P-0821 TARGETING GENE DELIVERY TO HEPATO-BILIARY CANCERS BY Z33 FIBER MODIFIED ADENOVIRUS WITH
TUMOR SPECIFIC ANTIBODIES
どうぞお越しください。

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■■■ バンク雑記 ■■■
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■ 今年もあと残り2カ月をきり慌ただしさが目立つ季節となりました。業務運営も皆様の御支援のお陰でようやく軌道に乗り始め室員一同心より感謝致しております。
■ さて、先月名古屋での日本癌学会総会に出席して参りました。若い研究者は語学力が優れている人が多く素晴らしいと実感致しました。現在はトランスレーションリサーチが大流行りで臨床研究?基礎研究の連関が癌研究の主流と言っても過言では有りません。でも個人的には癌の基礎研究が盛んであった「がん特別研究」の頃が懐かしく思えます。「先生の仕事はヒトの癌治療にどう役立つの?」と質問され絶句しました。
■ いま流行のランチョンセミナーは機器開発を如何に臨床に役立てるかというセミナーが中心です。全てキット、解析機器オンリーで均一化された研究セットのオンパレードです。(私にはそれでも情報収集という観点からは素晴らしいと思えるのですが?)でも私達は一体何をすれば良いのでしょうか? 考えるロボットなら良いのですが? 大変心配しております。「創造性を養う為のランチョンセミナー」を企画する会社がでても良いのでは? 営利先行の業界では難しいのでしょうね? モーニングセミナーやイブニングセミナーが其の代行をしているのでしょうか? そうとも思えませんし? それに若い研究者は情報過多に陥らないのでしょうね? でも私は許容量の限界です。大変憂鬱になってしまいました。
■ でも『研究の素晴らしさを「知り」、「教えられ」、研究の喜びを「感じたい」』気持ちはずっと持ち続けたいと思っております。これからも希望と夢を持ち続け、遺伝子バンクは研究者と共に歩んでいきたいと再認識した名古屋の学会でした (K.K.Y)。

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
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https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2008.11.05



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