RDB_News

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■ NBRP ラット BACクローンの提供について
■ ニホンザルBAC クローンのBLAST 検索
■ 研究成果ご報告のお願い
■ バンク雑記
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■■■ NBRP ラット BACクローンの提供について ■■■
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/NBRPratja.html
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■ Nat. Genet. 40, 560-566, 2008 に掲載されたNBRP Rat BAC clone (F344/Stm ならびにLE/Stm) の提供を開始しました。F344/Stm (RNB1) クローンの検索は、NBRP ラットホームページから可能です。
■ また国立遺伝研でも同様の検索プラットホームを提供しています。
Genome Browser, RNB1 BacEndSeq – Rat Nov. 2004 assembly(rn4)
http://analysis2.lab.nig.ac.jp/cgi-bin/gbrowse/rat/

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■■■ ニホンザルBAC クローンのBLAST 検索 ■■■
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/macaque.html
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■ NBRP ニホンザルBAC クローンのページからNBRP BLAST Searching へのリンクを設けました。リンク先では、BAC クローンの端読み配列に対する検索が可能です。当開発室に寄託されたニホンザル BAC クローンの検索にご利用ください。

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■■■ 研究成果ご報告のお願い ■■■
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/reflist.html
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>> バンク遺伝子材料を使った発表論文を教えて下さい!
■ ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP; http://www.nbrp.jp/ )は第2期2年目となりました。リソースの充実と提供サービスが継続して行われるためには皆様の>>本事業<<に対するご理解とご支援が不可欠です。
>> そこでユーザーの皆様にお願いがあります。
■ 当バンクはもちろん、理研バイオリソースセンターの運営費用は国家予算により成り立っています。利用者各位が受取っておられる研究助成の成果が発表論文や特許出願で評価されるのと同様、我々バイオリソースセンターの活動も発表論文や特許出願で評価されます。
>> ただし、我々の論文発表ではなく、提供先、すなわち
>> 皆様がリソースを使って発表された論文や特許出願で
>> 評価されます。是非共ご理解ください!
■ これまでご連絡頂きました成果は下記にて公開しています。
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/reflist.html
■ 実績をアピールすることなしに、事業継続への道は開けません。評価は文部科学省が下すだけでなく、文部科学省がいかに財務省にアピールして、NBRP を継続性のあるプロジェクトとするか、ということも問われます。私達も最善をつくし努力致しますが、皆様のご協力が必要です。
>> 利用者各位が当バンクの遺伝子材料を利用し発表されました
>> 研究論文別刷りをお送り下さい。
■ また、当バンクから提供させて頂きました材料を用いて特許申請をされた、あるいは商業化された例がありましたらご連絡下さい。利用者の成果として公開させて頂きます。皆様にぜひご協力頂きますようお願い申し上げます。
■ 送付先
〒305-0074 つくば市高野台 3-1-1
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室

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■■■ バンク雑記 ■■■
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■ ヒトの個体間の遺伝的変異解析はヒトゲノムの構造が判明したとはいえ大変興味深い。SNP 解析やHAPMAP によって遺伝子多型が明らかになってきたが、これらの変異とは異なる数千から数万塩基に及ぶ中規模変異、特に挿入,欠失、逆位について最近解析がなされた (Nature 453, 56-64, 2008)。アジア、欧州、アフリカなど祖先が異なる8名の人を解析して、1,695の構造的変異の座位が明らかになった。そのうち50% が複数名に認められたが、約半数がこれまで変異点とされてきた座位とは異なる位置にマップされた。525個の新挿入変異、特に此の中には個体間ではコピー数が大きく異なっているものも存在する。ヒトゲノムが個人のレベルでもかなりの多様性を含んでいる事、突然変異出現の多様性もあり、複雑多岐となってきている。今回これらのデータによりヒトゲノムの構造変異の詳細な塩基配列マップが得られ、遺伝子タイピング解析のプラットフォームを初めて提供されたと言えよう。将来の個人レベルでのゲノム塩基配列解読プロジェクトへの布石となると考えられる。「あなたのゲノムを解析し提供する」新しい会社が出現し、低コストビジネスが始まっている (Cell 133, 753-756, 2008)。我々もこれらの先にあるゲノムリソース整備、ゲノム情報整備を考える時期にきている (K.K.Y.)。

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@brc.riken.jp
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2008.06.09



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