RDB_News

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■ Xenopus tropicalis EST クローンの提供
■ バンク雑記
■ DNAバンクのちょっとした話し
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■■■ Xenopus tropicalis EST クローンの提供 ■■■
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■ このたび新たにXenopus tropicalis (Silurana tropicalis) EST クローンセットが基礎生物学研究所 上野直人先生から寄託されました。現在、遺伝子材料開発室DNAバンクでは、提供に向けて準備をしているところです。提供が可能になりましたら、このメールニュースならびにホームページでお知らせします。
■ このクローンは、ナショナルバイオリソースプロジェクト (NBRP) アフリカツメガエル (http://shigen.lab.nig.ac.jp/xenopus/top.jsp) により作製されました。クローンの検索ならびに配列情報は、NBRP アフリカツメガエルのウェブページを参照して下さい。
なお、Xenopus laevis EST clone (http://xenopus.nibb.ac.jp/) の提供は、引き続き基礎生物学研究所が行っています。
■ 関連記事
http://shigen.lab.nig.ac.jp/xenopus/request.jsp

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■■■ バンク雑記 ■■■
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■ 年頭の挨拶
■ 新年明けましてお目出度うございます。今年も遺伝子材料開発室を宜しくお願い申し上げます。今年は「猪」年ですので、目的を定め、周囲の状況も忘れず、まっしぐらに突き進んでいこうと思います。
■ ナショナルバイオリソースプロジェクト (NBRP) は第一期を今年の3月で終了し平成19年度4月より第二期へと移行致します。DNA バンクも第二期へ移行できるように更なる躍進を目標に室員一同力を合わせ精進します。
平成19年は以下の4点を重点化してゆきたいと思います。
(1)旧年より続行している「プロモーターバンクの充実」、特にプロモー ターCre のTg マウスの作製に力を注ぐ。
(2)「セット化バンクの充実」。各種生命現象のテーマ別のカスケード の中で、未取得遺伝子分をクローン化してミニセットを完成させる(本年の重要課題)。
(3)情報部門、外部広報部門の充実。皆に知られるようなバンク造りを目指す (本年の重要課題)。
(4)オールジャパンの「ゲノムリソースアーカイブ」としての任務を遂行する。
■ 遺伝子を扱っております研究者の中にはバンクの存在すら知らない研究者もおります。そこで私たちは、広報活動を充実させる取り組みを新しい年の目標に加えました。今年は(4)も目標の一つとして加えました。日本で行われたゲノム研究の成果をその場のみで終わらせず世の中に広げてゆく「輪」作りのための「種」となりたいと思います。「種」から大きな木が大地に「根」を生やすまで頑張ります。日本独自のリス?スの開発と整備、新技術の導入にも挑戦します。
■ 「皆に使われるバンク」を目標に、知的財産の確保と整備、知的基盤整備の重要性を今後も我国の研究者に浸透させ、我国の生物科学研究の推進に貢献したいと決意を新たにしております。(K.K.Y.)
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■■■ DNAバンクのちょっとした話し ■■■
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■ 今回は「よくある質問 (FAQ) 」から抜粋しました。
■ 依頼者と請求先が異なる場合はどうすればいいのですか?
□ 依頼者と請求先が異なる場合は、その旨を申込の際にご連絡ください。また、特別な様式の請求書・納品書・領収書を必要とされる場合は、お申込みの際にその様式の書類を必ず同封してお申込みください。
■ PCRのテンプレートに使うだけなので遺伝子組換え実験承認書の写しは不要ですか?
□ 遺伝子材料開発室では、Plasmid、Cosmid、YACの各クローンを組換え体として分譲しております。従いまして、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」及び法律に基づく省令並びに告示により定められた条件のもとで遺伝子組換え生物の取扱いを行っています。遺伝子組換え生物を取扱われている利用者におかれましては法律等の内容について熟知されるようお願い致します。遺伝子材料をPCRのテンプレートとして使用し、組換え体を新たに作成しない場合でも、遺伝子材料開発室からお送りする遺伝子材料が組換え体である以上、提供先が遺伝子組換え体を取扱うための十分な設備を持っていることを確認させて頂くために、遺伝子組換え実験承認書の写しは必要です。
■ 提供されたリソースを用いた論文を作成中です。どのように書けば良いですか?
□ 当バンクはもちろん、理研バイオリソースセンターの運営費用は国の予算により成り立っています。実績をアピールすることなしに、事業継続への道は開けません。評価は文部科学省が下すだけでなく、文部科学省がいかに財務省にアピールして、NBRP を継続性のあるプロ ジェクトとするか、ということも問われます。利用者各位が受取っておられる研究助成の成果が発表論文や特許出願で評価されるのと同様、我々バイオリソースセンターの活動も発表論文や特許出 願で評価されます。
>> ただし、我々の論文発表ではなく、提供先、すなわち皆様が
>> リソースを使って発表された論文や特許出願で評価されます。
利用実績を明示するために以下のように記述して下さい。
リソース名 (その引用文献) was provided by the DNA Bank, RIKEN BioResource Center (Ibaraki, Japan).
皆様のご協力をお願い致します。 (T.M.)

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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@brc.riken.jp
https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/
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2007.01.09



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