RIKEN BioResource Center DNA Bank Mail News (電子メール版)

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RIKEN BioResource Center DNA Bank Mail News (電子メール版)
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配信の中止は、末尾の「メールニュースの配信について」をご覧下さい。
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■ 年末年始の遺伝子材料の発送について
■ NIA/NIH Mouse cDNA Clone Setについて
■ 日本分子生物学会での研究成果発表について
■ 2003年4月採用の任期制スタッフの募集
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■■■ 年末年始の遺伝子材料の発送について ■■■
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■2002年の遺伝子材料の発送は、12月18日で最終いたしました。新年は、1月 8日より発送業務を再開致します。ご了承下さい。

■本年中は、当DNA Bankをご利用いただき、室員一同お礼申し上 げます。来る2003年もベストを尽くします。宜しくお願い申し上げ ます。

皆様の御多幸と御繁栄、そして御研究が益々進展致します様、心よりお祈り致してお ります。
良いお年をお迎え下さい。

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■■■ NIA/NIH Mouse cDNA Clone Setについて ■■■
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■ すでに分譲を開始致しておりますNIA Mouse 7.4K cDNA Clone Setの論文が発表されました。
VanBuren V et al. (2002). Genome Res 2: 1999-2003. [PMID:12466305]

15K cDNA Clone Setはこれまで通り以下の文献を引用して下さい。
Tanaka TS et al. (2000). Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 97: 9127-9132. [PMID:10922068]
Kargul GJ et al. (2001). Nature Genetics, 28:17-18. [PMID:11326268]

■ また、NIAのデータベースに不具合がある連絡を受けておりましたが、下記の通り、利用可能であるお知らせがきております。
As you may know, the NIA Web site was attacked by hackers a few months ago and we temporarily changed servers, giving our site a different Web address. We are pleased to announce that the original address has been restored: http://lgsun.grc.nia.nih.gov.

Additionally, our Gene ID files for NIA mouse 15K and NIA mouse 7.4K cDNA clone collections have all been updated. A new Help File that describes our clone and clone sequence naming conventions, as well a brief description of how our cDNA clones are taken from libraries and put together in collections is now available at http://lgsun.grc.nia.nih.gov/cDNA/help.html

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■■■ 日本分子生物学会での研究成果発表について ■■■
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■先日、横浜市、パシフィコ横浜で開催されました第25回日本分子生物学会年会では DNA Bankの活動について研究成果を報告させて頂きました。大変多くの方にお立ち寄 り頂くことができました。有り難うございました。
演題
1. クローン化セットバンクの設立とその品質管理のための技術開発
2. RIKEN DNA Bank プロモーターバンク構築の戦略及び手法
3. 組換えアデノウイルスの品質管理と輸送時の安定性
4. 組換えアデノウイルスゲノムの遺伝子変異検出法の確立
5. ファイバー修飾型組換えアデノウイルスの遺伝子変異の解析
(組換えアデノウイルスの研究は、札幌医科大学・濱田洋文先生との共同研究です)
(組換えアデノウイルスに関する研究は文部科学省・振興調整費の予算を頂いて推進 しています)

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■■■ 2003年4月採用のスタッフの募集 ■■■
http://www.rtc.riken.go.jp/DNA/HTML/recruit.html
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■ 遺伝子材料開発室では次の分野で2003年4月採用のスタッフを募集しております。
○Molecular development
アデノウイルス感染によって駆動される代表的遺伝子のひとつE1Aによる宿主側の細胞遺伝子群の発現抑制・細胞複製プログラムの始動機構を分子レベルで解明する為に、発癌遺伝子c-jun、及びマウス胚性腫瘍細胞F9の分化誘導における役割を解析してきた。現在までに、F9細胞のE1Aおよびレチノイン酸によるc-junのトランス活性化の標的エレメント(DRE)を決定し、そのエレメントが、E1A・レチノイン酸によるF9の分化誘導にも関与している事を明かにした。又、F9細胞の分化誘導及びc-jun遺伝子の活性化のコミットメントには新たな蛋白質合成は必要とせず、既存の転写制御因子の(脱)リン酸化が大切であることを明かにした。DREには転写因子複合体DRFが結合し、本DRF複合体には癌抑制遺伝子産物p300、転写因子ATF-2、転写抑制因子JDP2が含まれることを明かにした。
今後は、分化決定エレメント(DRE)結合性転写因子をコードする遺伝子群の単離同定と遺伝子導入によって誘導されるF9の分化形態の様相の解析(再構成実験)、及びこれら因子とE1A及びレチノイン酸レセプターとの相互作用による分化コミットメントの決定機序の解析をするとともに、ここで得られた情報をもとに胚性幹細胞 (ES cell)の分化誘導の分子機構およびそのネットワークの解析、さらに個体発生におけるこれら因子の機能を解析したい。特にマウスの胚発生とノックアウトおよびノックイン等の技術に精通した人材を求めております。
■採用職種
○ポスドク(BRC研究協力員:リサーチスタッフ)
理研で遂行する特定のプロジェクトの効率的な推進を図るため、一定期間、契約により受け入れる。
資格:高度な研究能力、実績を有する国内外研究者・常勤
○1年毎更新で通年3年。審査により延長可。
○謝金額は研究経歴等に基づき、理化学研究所の謝金規定に従って支給。社会保健等負担あり。
■募集締切
○2003年1月下旬。ただし、適当な方が見つかり次第、締切ります。
■お問い合わせは、
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
村田武英・研究員
tmurata@rtc.riken.go.jp

■参考文献
http://www.rtc.riken.go.jp/DNA/HTML/recruit.html
以上

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■メールニュースの配信について
○メールでの情報提供受信を中止されたい場合は、当メールへの返信により「メール ニ ュース不要」の旨をご連絡頂けますようお願い致します。
※誠に勝手ながら、当メールへの返信による遺伝子材料等のお問合せは承っておりま せん。ご質問は、新規メッセージとして遺伝子材料開発室分譲係 ( dnabank@rtc.riken.go.jp ) までお送り下さい。

○当メールニュース受信者各位機関のサーバーメインテナンス等によりメールニュー スをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は行いません。発行済みのメ ールニュースは当開発室のwebサイトで公開しておりますのでそちらをご覧下さい。
○当メールに記載された内容は予告することなく変更することがあります。
○当メールに掲載された記事を許可なく複製・転載することを禁止致します。
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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
遺伝子材料開発室
dnabank@rtc.riken.go.jp
http://www.rtc.riken.go.jp/DNA/HTML/
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2002.12.24



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